一刻を争う脳卒中の治療ですが。
脳梗塞は、脳血管に血栓(血液の塊)が詰まり、血流が途絶えてしまう病気です。
数分後、脳細胞の壊死が始まり、時間が経つほど半身麻痺などの重い後遺症が残ったり、時には命を落とすこともあります。

そこで、急性期に欠かせない治療に2005年10月に承認された血栓溶解療法があります。
「t-PA」という薬を静脈に点滴して、詰まった血栓を溶かし、血流を再開させて壊死を最小限に留めます。
早期に投与するほど効果が高まります。
この血栓溶解療法は、発症から4時間半以内の投与に限られています。

その為にも、脳卒中を見逃さない為のチェックが必要でしょう。
顔、腕、言葉の3つをチェックし、一つでも異常があれば緊急受診をしましょうとの記事があったので紹介します。

:にっこり笑ってイーッとやると口や顔の片方がゆがむ。
:両手のひらを上にして、前にならえの姿勢をすると、片方が下がる。
言葉:「太郎が花子にリンゴをあげた」などと言ってもらうと、ろれつが回らない。

(参照文献 聖マリアンナ医科大学教授 長谷川泰弘氏より)


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