脊椎分離症・脊椎すべり症


分離症~椎骨の上下関節の骨性の連続を欠き(分離した状態)下位腰椎(第五腰椎)に好発する疾患。
すべり症~下位腰椎の1個あるいは数個が前方へ滑り出す疾患。
しばしば、分離症と併発し、脊椎分離すべり症という。

原因
発育期の過度の運動による疲労骨折とその遷延治癒という後天性のもの、外傷性のものと言うことが大方の見解で一致している。
脊柱分離症の発生頻度は全人口の5~7%で、さらに、その10~20%分離すべり症となる。スポーツ選手での発生はその2~3倍。

症状
分離症~腰部の鈍痛や疲労感。坐骨神経症状は一般的にない。
すべり症~下位腰椎、仙腸関節部、臀部などの疼痛
大腿部全面への放散痛
運動や咳、くしゃみで痛み増強
背筋のスパズムで前屈制限
背骨触診にて階段状の変形あり

治療
鍼灸は消炎、鎮痛、血行改善、筋緊張の除去を目的で痛みの緩和を期待し施術。
硬性コルセットなど
日常生活に問題のある場合は手術

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坐骨神経痛


腰椎椎間板ヘルニアが原因の80%と言われます。
30~40代での発症が多い。

病態生理と症状
背骨にある椎骨の椎体と椎体の間にある椎間板という上下の椎体間に働く力を吸収するショックアブソーバーの役割をする部分の中心にあるゲル状の髄核と周囲の線維輪が後方へ脱出し、馬尾や神経根を刺激し、大部分が下部腰部に痛み覚え、これが大腿後面、膝窩部を下がって踝から足に坐骨神経に沿って痛みが放散する。
ヘルニアは、時間経過とともに縮小し、症状が緩解するが再発もある。
その他の原因としては、50代~60代で腰部脊柱管狭窄症が起因になることも多い。
ときには、脊柱管近傍への転移性腫瘍によることもあり、この場合は激しい持続性の腰痛・下肢痛が特徴的。

診断
MRI検査などにより、腫瘍の有無、椎間板ヘルニアの存在などをチェックする。

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椎間板ヘルニア


首から腰まである脊柱(頸椎7個、胸椎12個、腰椎5個)を構成する輪状に重なる椎骨と椎骨の間のクッションの役目をする椎間板が加齢によって変性し椎間板後方部分の椎間板を構成する線維輪に亀裂が生じ、内部の髄核が亀裂を通って膨張・脱出し神経根・脊髄を圧迫し痛みを生じる
ちなみに、椎間板ヘルニアは、頸椎でも胸椎でも発生するが、下部腰椎に発生する事がほとんどなので、椎間板ヘルニアというと腰部のものを指す事が多い。
メモ ヘルニア【(ラテン)hernia】 体内の臓器があるべき場所から脱出した状態

傾向
20代~40代の男性に好発
下部腰椎が約80%を占める。
壮年者では、全く症状がなくても76%の人にMRI上のヘルニアが存在している。
ヘルニアと痛みの関係性を疑問視する傾向に現在はあります。)

病態生理
椎間板には、ほとんど血管がない為、栄養は周囲組織からの拡散に依存しているため退行変性を起こしやすい。また、椎間板の中心部にある球状の髄核は含有水分が小児期は88%のものが老年期には66%まで低下してクッションとしての作用が減少する。
そこに、腰椎の性質上、捻転外力が加わるので線維輪の亀裂を起こしやすくなる。

症状
腰痛と下肢痛が2大症状。
腰痛が先に起こり、下肢シビレと下肢筋力低下がやや遅れて出現する。
坐骨神経痛の80%は、腰椎椎間板ヘルニアと言われる。
稀に、巨大ヘルニアにより急性の両下肢筋力の低下、感覚障害、膀胱直腸障害が出現する場合があり、その場合は緊急手術の適応となる。
メモ 膀胱直腸障害~重度の腰椎椎間板ヘルニア以外にも交通事故による脊髄損傷により膀胱と直腸が同時に機能障害を起こし排尿・排便困難などで日常生活が困難になる。

診断
腰椎の可動域現象、下肢伸展テスト(SLR)、ラセーグテストによる下肢痛の再現確認。
深部腱反射の低下の確認~L3.4間ヘルニアでは、L4神経根の影響で膝蓋腱反射
L5.S1では、S1神経根症状としてアキレス腱反射が低下ないし消失。
その左右差を確認。
筋力テストでは、母趾背屈力低下は、L4.5間のヘルニアで起こる。
近く障害は、筆などで左右差や上肢との比較で評価。
画像診断~X線では、ヘルニアは写らないので間接的に腰椎症や椎間腔狭小化などの所見でから判断。
MRIは直接的にヘルニアを描出する。

治療
病院~
保存的治療として、急性期には安静、コルセットを装着、非ステロイド性鎮痛薬などの薬物療法、骨盤けん引等


当院は、全身の状態を確認し、それに応じて鍼、灸、指圧、マッサージ、ストレッチなど適した手技を施し、血行改善と神経を整え体全体のバランスを考えて施術致します。

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腰痛症


腰痛は、人類が2足歩行をする上で宿命的症状とも言われますが。
運動時や安静時に腰部に痛みを感じる疾患を総称して腰痛症と言われ、疾患名ではなく症状名です。引退、き
腰痛の原因は、腰椎、椎間板、椎間関節、筋肉、筋膜の障害が想定されてますが、正確な診断が可能なのは全腰痛患者の半数以下、データによっては10%程度ともいう。
そのような場合を腰痛症とされる。

腰痛の原因と病態生理
○退行変性(加齢)によるもの:椎間板ヘルニア、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症
○骨代謝異常によるもの:骨粗しょう症、骨軟化症
○外傷によるもの:腰椎圧迫骨折、横突起骨折、打撲、脊椎分離症、脊椎すべり症
○炎症によるもの:筋炎、筋膜炎、化膿性脊椎炎、結核性脊椎炎、関節リウマチ
○腫瘍によるもの:骨肉腫、軟部組織肉腫、血管腫
○静力学的要因によるもの:姿勢不良、筋肉疲労
○先天性の要因によるもの:仙椎の腰椎化、腰椎の仙椎化、奇形

腰痛症の症状
原則的に下肢症状を伴わない腰部の疼痛。
急性、慢性、再発性に分類される。

急性腰痛症
疼痛は腰部に限らず、臀部、大腿後面、側面などにも出現することもあるが、下肢神経症状は伴わない。
腰痛は、運動時に増強され、安静時に消失する。
ぎっくり腰
急性腰痛の中でも、ちょっとした体動できゅうに発症し、激痛の為に脂汗が出て歩行が困難になるような発作性の腰痛症を「ぎっくり腰」と言う。
病態は不明であるが、多くは腰椎椎間関節内への滑膜のの陥入であると考えられている。また、椎間板ヘルニアの始まりのこともあれば、何らかの拍子で筋肉、筋膜、人体の微小損傷のこともある。
多くの場合は、2~3日で激痛は解消する。
徐々に進行する腰痛、発熱を伴う腰痛などは、内臓疾患、悪性腫瘍、感染症などを疑うべきである。
慢性腰痛症
原因がはっきりしない半年以上続くような腰痛であるが、多くのケースは複合的要因が関与している。
繰り返される微小外傷、精神的ストレスの影響や、痛みからくる筋肉の緊張状態や筋肉の長期疲労から阻血や拘縮を起こして、痛みの悪循環から脱しきれない状態となる。
また、肥満による腰への過度の負担や腹筋、背筋が弱く背骨を支える力が不足してる場合、姿勢が良くないなどもしばしば関与している。
さらに、慢性的な痛みは、イライラや抑うつ状態など、心理的負担があり、器質的障害から想像される以上の痛みを訴える場合が多い。

病院での診断
神経学的検査、X線撮影、血液検査など基本的検査を一通り行い。
その結果、明らかな疾患を見出したならばその疾患に最適な治療法を選択してください。
例えば、椎間板ヘルニア、頸椎すべり症、脊柱管狭窄症、リウマチ、感染症、尿路結石などが見つかる事がある。

治療
病院での治療~
安静や軟性コルセットによる固定
消炎鎮痛薬の内服や外用

貴水堂治療院での治療~
はりきゅうによる深層の筋肉への緊張緩和、血行動態改善、自律神経へのアプローチ、
指圧マッサージによる筋緊張緩和、血行動態改善、神経バランスの調整、骨盤調整
ストレッチによる硬くなった腱への伸展刺激によるバランス調整

肩凝り 腰痛 慢性疲労 頭痛
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