②腰痛について~椎間板ヘルニア(脊椎疾患)

椎間板ヘルニア


首から腰まである脊柱(頸椎7個、胸椎12個、腰椎5個)を構成する輪状に重なる椎骨と椎骨の間のクッションの役目をする椎間板が加齢によって変性し椎間板後方部分の椎間板を構成する線維輪に亀裂が生じ、内部の髄核が亀裂を通って膨張・脱出し神経根・脊髄を圧迫し痛みを生じる
ちなみに、椎間板ヘルニアは、頸椎でも胸椎でも発生するが、下部腰椎に発生する事がほとんどなので、椎間板ヘルニアというと腰部のものを指す事が多い。
メモ ヘルニア【(ラテン)hernia】 体内の臓器があるべき場所から脱出した状態

傾向
20代~40代の男性に好発
下部腰椎が約80%を占める。
壮年者では、全く症状がなくても76%の人にMRI上のヘルニアが存在している。
ヘルニアと痛みの関係性を疑問視する傾向に現在はあります。)

病態生理
椎間板には、ほとんど血管がない為、栄養は周囲組織からの拡散に依存しているため退行変性を起こしやすい。また、椎間板の中心部にある球状の髄核は含有水分が小児期は88%のものが老年期には66%まで低下してクッションとしての作用が減少する。
そこに、腰椎の性質上、捻転外力が加わるので線維輪の亀裂を起こしやすくなる。

症状
腰痛と下肢痛が2大症状。
腰痛が先に起こり、下肢シビレと下肢筋力低下がやや遅れて出現する。
坐骨神経痛の80%は、腰椎椎間板ヘルニアと言われる。
稀に、巨大ヘルニアにより急性の両下肢筋力の低下、感覚障害、膀胱直腸障害が出現する場合があり、その場合は緊急手術の適応となる。
メモ 膀胱直腸障害~重度の腰椎椎間板ヘルニア以外にも交通事故による脊髄損傷により膀胱と直腸が同時に機能障害を起こし排尿・排便困難などで日常生活が困難になる。

診断
腰椎の可動域現象、下肢伸展テスト(SLR)、ラセーグテストによる下肢痛の再現確認。
深部腱反射の低下の確認~L3.4間ヘルニアでは、L4神経根の影響で膝蓋腱反射
L5.S1では、S1神経根症状としてアキレス腱反射が低下ないし消失。
その左右差を確認。
筋力テストでは、母趾背屈力低下は、L4.5間のヘルニアで起こる。
近く障害は、筆などで左右差や上肢との比較で評価。
画像診断~X線では、ヘルニアは写らないので間接的に腰椎症や椎間腔狭小化などの所見でから判断。
MRIは直接的にヘルニアを描出する。

治療
病院~
保存的治療として、急性期には安静、コルセットを装着、非ステロイド性鎮痛薬などの薬物療法、骨盤けん引等


当院は、全身の状態を確認し、それに応じて鍼、灸、指圧、マッサージ、ストレッチなど適した手技を施し、血行改善と神経を整え体全体のバランスを考えて施術致します。

訪問出張整体 渋谷
はりきゅう指圧マッサージ院
貴水堂
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