③腰痛について~坐骨神経痛(神経疾患)

坐骨神経痛


腰椎椎間板ヘルニアが原因の80%と言われます。
30~40代での発症が多い。

病態生理と症状
背骨にある椎骨の椎体と椎体の間にある椎間板という上下の椎体間に働く力を吸収するショックアブソーバーの役割をする部分の中心にあるゲル状の髄核と周囲の線維輪が後方へ脱出し、馬尾や神経根を刺激し、大部分が下部腰部に痛み覚え、これが大腿後面、膝窩部を下がって踝から足に坐骨神経に沿って痛みが放散する。
ヘルニアは、時間経過とともに縮小し、症状が緩解するが再発もある。
その他の原因としては、50代~60代で腰部脊柱管狭窄症が起因になることも多い。
ときには、脊柱管近傍への転移性腫瘍によることもあり、この場合は激しい持続性の腰痛・下肢痛が特徴的。

診断
MRI検査などにより、腫瘍の有無、椎間板ヘルニアの存在などをチェックする。

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